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道草(ネタバレありません)Vol.13

「鬼が来た!」鬼子來了

監督:チアン・ウェン

審査員特別賞 Grand Prix(カンヌ映画祭2000)
外国映画ベストテン 第3位(キネ旬 2002年)

ビデオ屋で借りたいものがいくつかあって、どれにしようか迷ったとき、判断材料として上映時間をまず考える。120分を超えてるとちょっとニの足を踏んでしまう。そうこうしているうちにこの中国映画を観るのに数年たってしまった。カンヌのグランプリをとってたなんてことも忘れ、早く観ればよかったと反省。

太平洋戦争時下、中国のとある村に二人の捕虜(日本人軍曹と中国人通訳)が連れられてきたことから物語は始まる。観終わって思ったのは、捕虜の一人、中国人通訳は必要だったのかなぁ、ということ。いない方が、この物語が推し進める『疑心暗鬼』の度合いがより高まるのではとも思った。しかし、これによって作品を貶めることはできない。“彼らを生かさなければならない―”この絶対条件がすばらしいサスペンス装置となって、最後のクライマックスまでなだれ込んでゆく。通訳を除けば、すべての人物が魅力的。長尺ということが観ている間まったく気にならないほどでした。

戦場だけではない、自分たちの周辺でも起こりうる事象をこの作品は孕んでいるのだと意識せずにはいられない。ここに登場する日本兵や村人が持った感情、物語前段と後段との落差は、観ていて身震いする。わたしもこれを持っているかもしれない。ではどうすればよいのか。そのことを今でも頭の中で巡らせています。

最後に、「わたしの貴重な時間を邪魔しなかった」たぶん皆さんの貴重な時間も邪魔しないだろう、をテーマにすると・・・

DVD鑑賞
☆☆☆☆―

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