« 13th Day: TOCHIAZUMA STANDS ALONE | トップページ | PARKER'S CAREER-HIGH GIVES SPURS A WIN OVER HEAT »

道草(ネタバレありません)#603

「パッチギ!」

監督:井筒和幸

日本映画ベストテン 第1位(キネ旬 2005年)

TV出演のギャラを映画製作に充てて、数年おきに作品を発表している感のある井筒監督、がんばってます。三谷幸喜監督もクイズ番組の賞金の使い道を映画製作に使うとのたまった過去もあるように、この国ではトップ(?)クラスの映画作家ですら資金調達に苦慮している様子が分かる。デジタル化が進み、個人としての映像表現に可能性があるかのように見える現在でも、映画製作にはまだまだたくさんの人間とお金がかかる。

前々作『のど自慢』に感動した自分を思い出し、先日発表された邦画ベストテンから、いの一番にこれを選んで鑑賞開始。あらすじは、京都で起こるボーイ・ミーツ・ガールもの、と言うべきか。タイトルは「乗り越える」「突き破る」や、「頭突き」の意もあるハングルで、このあたりからストーリーを想像してほしいのですが、観終わって思ったのは、ボーイとガールたちがどうやってエンディングのように乗り越えて進んでいったのか、大事なところが抜け落ちてさっぱり判然としなかった。極めつけはクライマックスの河岸の場面、なぜ兄はあの輪から個人的な理由で簡単に抜け出せるのか理解不能。その程度のパッチギか!、と突っ込みたくもなる。魅力的なエピソード群を1つのストーリーにもっと上手くまとめてほしかった。

唯一の救いは監督のキャスティング。主な配役は日本人が演じており、本編中のどんな政治的なセリフ(1968年の設定ですから)やフォークソングよりも訴えてくるものがありますね。人間みな同じ。

最後に、「わたしの貴重な時間を邪魔しなかった」たぶん皆さんの貴重な時間も邪魔しないだろう、をテーマにすると・・・

DVD鑑賞
☆☆☆――

|

« 13th Day: TOCHIAZUMA STANDS ALONE | トップページ | PARKER'S CAREER-HIGH GIVES SPURS A WIN OVER HEAT »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/106223/8246912

この記事へのトラックバック一覧です: 道草(ネタバレありません)#603:

« 13th Day: TOCHIAZUMA STANDS ALONE | トップページ | PARKER'S CAREER-HIGH GIVES SPURS A WIN OVER HEAT »