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道草(ネタバレありません)#617

「リンダ リンダ リンダ」

監督:山下敦弘

日本映画ベストテン 第6位(キネ旬 2005年)

THE BLUE HEARTSは私がティーネイジだったころ流行っていたロックバンド。当時のカラオケブームもあって、大学のころにはボックスで十八番にしている先輩もいた。そんな先輩を別にしても、当時彼らの楽曲「リンダ リンダ」のサビくらい口ずさめない学生は、文化祭で焼きソバの模擬店を目にしないことよりも少なかったはずだ。かくいう私もサビぐらいはなんとか・・・さらにクラスで模擬店の売り子の経験も少々・・・ともかくノスタルジックなタイトルをようやく手にすることができた。

文化祭前日。内紛で壊れかけた女子バンドが新ボーカルを加え、まとまっていく姿を描く。始まり方は面白かった。当事者の周辺から何がどうなのか段々教えていくので、最初はダレずに見れた。しかしメンバーが決まったあと、彼女らの結束していく過程がイマイチはっきりしない。これといった事件が何もなく発展もないのに、時間経過とともに予定調和の如く、歌えない唄が歌えるようになり、稚拙なギター捌きがイイ感じになってきたりするのである。とって付けたような恋愛シーン。無理矢理な感じの雨の疾走シーン。作り手は皆、リズムがあるだけで体育館の舞台に群がり、無感覚に飛び続ける生徒たちの如く安易だ。

例えば、湯川潮音のボイスに(私とともに)愕然としていて足が止まっている(ように見えた)ボーカル役の気持ちをもう少し映画に反映してあげてもいいのではないか。次に出てきて歌う彼女の一生懸命な姿の切り返しが無脳な観客のジャンプでは、とても救われない気がした。映画的な要素がたくさんあるのにこれでは非常に残念。

「わたしの貴重な時間を邪魔」したのは確かですが、もしかしたら青春映画好きにはたまらないかもしれないので・・・

DVD鑑賞
☆☆―――

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