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道草(ネタバレありません)#628

「ある子供」L’ENFANT

監督:ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ

パルム・ドール Palme d’or(カンヌ映画祭2005)
外国映画ベストテン 第4位(キネ旬 2005年)

キネマ旬報ベストテンがすべてではない、とは以前にも書いた。ある程度の尺度にはなると信じて書くが、カンヌ映画祭パルム・ドール(最高賞)はアカデミー作品賞といい勝負をしている事実に、調べてみて正直驚いた。オスカーから「許されざる者」「恋に落ちたシェークスピア」「ミリオンダラー・ベイビー」が、パルムドールから「ピアノ・レッスン」「秘密と嘘」「戦場のピアニスト」が近年両賞からベストワンに輝いている。ミニシアター通いをしていた独身時代ならともかく、ビデオチェックと化した現在では良質の非アメリカ作品に触れるのは貴重な機会。ということで2度目のカンヌ最高賞の兄弟監督作品を手にとってみた。

その日暮らしの若い男が、生まれたての我が子に対しとった行動とそのオトシマエをつける、のがこの話のあらすじ。観終って、正直ダメでした。例えばこの男が子供のことで仲間に電話をかける理由、そのあともう一度子供を求める理由、どうにも子供っぽくて見ていられない。ラストもいただけないし。個人的にはより説明を加えて長くするのもいいけど、もっと登場人物のセリフを少なくして画だけで見せてほしかった。母親が再度病院に行く展開からは、『自転車泥棒』かなと思ったんだけど・・・う~んじゃあ中途半端なダイアローグはいいとして、アンゲロプロスくらい対象に冷徹であってくれたら・・・

期待はずれでした。

監督のプロフィールを見ると、とかく製作側と衝突してるみたいなので、本作ももしかしたら未完成なのかもしれません。カンヌで先に受賞した「ロゼッタ」は観てませんが、機会があれば観てみたい。

最後に、「わたしの貴重な時間を邪魔しなかった」たぶん皆さんの貴重な時間も邪魔しないだろうをテーマにすると・・・

DVD鑑賞
☆☆―――

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コメント

コメントありがとうございました。

実はダルデンヌ兄弟の作品では「ロゼッタ」が一番好きなんです。

この作品は「まっとうな暮らし」を得ることを夢見て仕事を探す少女が、その残酷な現実に打ちのめされていく、という物語です。

これもまた「ドキュメンタリー」「音楽なし」「演技なし」という彼ららしい映画となってます。

私のブログはまとまりのない雑記ブログですが、これからもよろしくお願いしますね。また来ます。では。

投稿: かわっきょ | 2006/11/27 15:54

かわっきょ さん、
コメントありがとうございます。

「ロゼッタ」是非手に取ってみます。
私の心にも何か触れるものがあれば、
この場でも取り上げてみたいと思います。

その時は無条件に厳選クラスです。

投稿: lackofwords | 2006/11/27 18:07

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