06キネマ旬報ベストテン発表さる
9日に発表されました。
<日本映画>
1、フラガール
2、ゆれる
3、雪に願うこと
4、紙屋悦子の青春
5、武士の一分
6、嫌われ松子の一生
7、博士の愛した数式
8、明日の記憶
9、かもめ食堂
10、カミュなんて知らない
<外国映画>
1、父親たちの星条旗
2、硫黄島からの手紙
3、グエムル―漢江の怪物―
4、ブロークバック・マウンテン
5、麦の穂をゆらす風
6、太陽
7、カポーティ
8、グッドナイト&グッドラック
8、クラッシュ
10、マッチポイント
この時点で鑑賞済みはオスカーを争った「ブロークバック・マウンテン」と「クラッシュ」のみ。
それにしても外国映画はイーストウッド作品の3連覇。調べてみると2年連続1位は戦後では今井正、イングマル・ベルイマン両監督が達成していて、中でも今井監督は4年で3度、1位に輝いています('56、'57、'59)。イーストウッドの快挙は喜ぶべきことというよりも(もちろん監督はじめ関係者による力量の証左なのですが)、なんだか気持ち悪さを感じる。選考委員の嗜好性の偏りが示唆されても仕方ないのではないか。
ちなみに今井監督の記録は選考委員の増員・入れ替えの中で行われたものですが、今回の大記録についても決算号を手に入れた際確認してみたいと思います。
ともかく年内に全作品鑑賞を目標に、例年同様がんばります。
2月に入って発売されるベストテン号で読者選出の10本を確認し、今年ビデオチェックする大半の作品が出揃うことになります。
あとはアカデミー賞のノミニー発表が待ち遠しい。
【資料】05キネマ旬報ベストテンはコチラ
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コメント
トラバ・コメント感謝です。
今井監督は他に50年、53年にも1位をとっています。
いうまでもなく日本を代表するプロレタリア映画作家である今井監督は、戦後民主主義が急速に発展する中、一種の時代の寵児としてもてはやされたところがあります。
露骨に戦争協力していたキネ旬の反省でもあったのかもしれません。
とはいえ、1位をとった今井作品はさすがに今観ても面白いです。10位〜6位くらいの今井作品はちょっと贔屓で入賞してる感じもしなくもないんですが、上位の作品はさすがです。
その後も松竹ヌーベルバーグとかロマンポルノの台頭とか、その時代時代の空気が着実に反映されていて、偏向といえばそうですが後になってから映画史を振り返る上での参考になります。
だから20年後にイーストウッド大ブレークの90〜2000年代とか言われるのかもしれません。
それにしても初入賞の時すでに60を越えていたのに、それから7度入賞、1位5回というのは多少の贔屓を差し引いても偉大な記録だと思います。すごいですね、あのじいちゃん
それではまた寄らせていただきます
投稿: しん | 2007/01/12 00:49
しん さん、
コメントありがとうございます。
今井正監督作品といえば、学生の頃の名画座を思い出します。もちろん一位の作品はすべてそこで観ました。特に「キクとイサム」を観たときには、あまりの面白さに引っ繰り返ったのを今でも覚えています。
イーストウッドについても、彼が若い頃からの馴染み。子供の頃、荻昌弘さんの「月曜ロードショー」(知ってます?)などでよく観たものです。ほんと今じゃ巨匠ですからね~
間違いなく今2000年代は彼の年でしょう。
投稿: lackofwords | 2007/01/12 10:27