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道草(ネタバレありません)#705

「ミュンヘン」MUNICH

監督:スティーヴン・スピルバーグ

作品賞ノミネート(第78回アカデミー賞)

本作を含め、アメリカの現在を問いかける上で、非常に示唆に富む作品がオスカー候補に挙がったのがこの年のアカデミー賞の特徴だと思う(まだ全部観てないけど)。それ以前にスピルバーグの映画は大好きだし、「シンドラーのリスト」や「プライベート・ライアン」に対して好意的に感じている私としては、また彼の作品に触れることが出来ることに感謝。当時赤ん坊でリアルタイムの空気を知らない題材を鑑賞した。

1972年ミュンヘン事件によって運命が変わった一人のイスラエル人を中心に事件の後日譚を描く、のが本作のあらすじ。160分超という大作を前にして、果たして鑑賞に耐えうるのか、観る前の気がかりはこの一点。結果として、成功している、と言いたい。史実のパートはある程度全編に塗されていて、途中で混乱してもなんとかなるようにしているし、たくさんのキャラがごっちゃになることもなく物語を楽しんだ。「シンドラー~」、「~ライアン」同様、過激描写はあるもののテーマの関係上その必要性は納得がいく。そして私がこの話に上手く乗っていけた一番は、カメラマンのおかげ。70年代の映画にありがちなザラっとした雰囲気が非常に良く出てて、コスタ・ガブラスの「Z」とか思い出しちゃって、当時を追体験するのにかなり貢献していると思う。

お話自体は起承転結がハッキリしすぎていて、ラストがちょっとお定まりの感が否めませんが、とにかく長時間私を画面に張り付かせた技量に感服です。また本来この作品のテーマに対する是非について観た人それぞれにあるのでしょうが、ここではその議論をするのは止めた。だって私の映画を観る尺度は常に、「わたしの貴重な時間を邪魔しなかった」たぶん皆さんの貴重な時間も邪魔しないだろう、をテーマにしているので・・・

物足りない方にはただひたすら、スミマセン。

DVD鑑賞
☆☆☆☆―

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道草(ネタバレありません)#704

「かもめ食堂」

監督:荻上直子

日本映画ベストテン 第9位(キネ旬 2006年)

ノキア、ライコネン、カウリスマキにムーミン。フィンランドといえば、デザインやインテリアで有名なのは知っているし、F1ドライバーやアイスホッケーなど何人かのスポーツ選手も知っている。そして何といっても小津好きの映画監督のおかげでたくさんのスカンジナビアの人々を見てきた。しかしながら子供の頃見た記憶のせいか、自然に囲まれたのんびりした国というイメージから離れられない。ほとんど予備知識のなかった映画だったが、まさか北欧に連れて行かれるとは思わなかった。

フィンランドの港町、タイトルの和食堂とその女主人を求心力として集まってくる人たちを描く、のが本作のあらすじ。カウリスマキでは見られないフィンランドを観れたのが良かった。旅をしに行くには良いところなのかな、という思いが溢れてきました。しかしながら、観ていて非常に気になる部分があった。画面の切り取り方。どうしてそんなフレームにするのか理解できないシーンが多すぎたのである。例えば、主人と客以外の、話に参加していない客をわざわざ入れてヒキで撮っている。その客はあとで会話に参加するであろうことはミエミエ。案の定、その客の言葉でストーリーが進展いく、てな具合。料理のブツ撮り以外は印象的なクロースアップもなかった気がするし、どうにもお話に集中させてくれない撮り方をしてるのが惜しい。

そんな中、小林聡美は良かった。彼女とフィンランドの街並みとおにぎり――何だか不思議な取り合わせだけど、これだけと言ってもいいかもしれないけど、いい。

最後に、「わたしの貴重な時間を邪魔しなかった」たぶん皆さんの貴重な時間も邪魔しないだろう、をテーマにすると・・・

DVD鑑賞
☆☆☆――

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ALL-STAR-CAST SHINES WHEN CLOCK SETS COLTS GOING TO MIAMI

NFL PLAYOFFS

Very thrilling game. Whenever a hand on the clock working, the initiative of the match was exchanged from the team to another. Watching fumble return touchdowns, Quarterback rushing to TD, an intercept return touchdown and field-goals full of feeling of strain. Free Safety Marlin Jackson intercepted a QB Tom Brady's pass after Indianapolis Colts finally turned around New England Patriots with 1:00 left, it was the moment, 16 seconds to end, when the home crowd were sure that Colts won the AFC Championship. It's the first since the former Baltimore Colts, 1970.

Colts QB Peyton Manning, who earned no TD in last week's game against Baltimore Ravens, was not usual in the first half when he gave the opponent intercept return TD and was forced a field goal despite completing six long passes to march at eight yards to goal last driving in the half. Into the third quarter, Manning barely rushed 1-yard for touchdown before Colts rolled effectively trailing Patriots. After that, a close game was developed until ending as I enjoyed the flow of Patriots-adding-and-Colts-levelling. "Time, don't tick down", I thought.

Now I can't wait for two weeks to witness the winner of the Super Bowl XLI at Dolphin Stadium, Miami.

match result:

NFL 06-07
AFC Championship (21 Jan)

New England 34-38 Indianapolis
(07-00)1Q TD G Mankins 0 yd fumble return with e.p. made
(07-03)1Q FG K Vinatieri 42 yd
(14-03)2Q TD RB Dillon 7 yd run with e.p. made
(21-03)2Q TD CB Samuel 39 yd int. return with e.p. made
(21-06)2Q FG K Vinatieri 26 yd
(21-13)3Q TD QB Manning 1 yd run with e.p. made
(21-21)3Q TD DT Klecko 1 yd catch with 2-pt conv. made
(28-21)3Q TD WR Gaffney 6 yd catch with e.p. made
(28-28)4Q TD C Saturday 0 yd fumble return with e.p. made
(31-28)4Q FG K Gostkowski 28 yd
(31-31)4Q FG K Vinatieri 36 yd
(34-31)4Q FG K Gostkowski 43 yd
(34-38)4Q TD RB Addai 3 yd run with e.p. made
*Colts Stepping Up to Super Bowl at Miami with Bears

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第79回アカデミー賞候補発表さる

現地時間1月23日の夕方、ハリウッドにてアカデミー賞のノミニーが発表されました。詳細は他でご確認いただくとして、鑑賞候補の5本が決まりました。

<作品賞>
Babel「バベル」
The Departed「ディパーテッド」
Letters from Iwo Jima「硫黄島からの手紙」
Little Miss Sunshine「リトル・ミス・サンシャイン」
The Queen「クィーン」
*「 」内は邦題

最多6部門のノミネートを受けたのは4作品。
"Babel"、"The Queen"、"Dreamgirls(邦題:ドリームガールズ)"、そしてメキシコ映画の"Pan's Labyrinth"でした。
この4強が一同に会する部門がないのが残念ですが、今回はたくさんの作品によるオスカー争奪戦が予想されます。なかでも菊地凛子さんの助演賞("Babel")は今度こそ!応援しています。

個人的に気になるのは、全米の批評家から大絶賛を受けた"An Inconvenient Truth(不都合な真実)"。ドキュメンタリーなのに歌曲賞までノミネート。どんな映画なんだろう?

授賞式は現地時間2月25日、ハリウッドのコダックシアターにて、エレン・デジェネレス(「ファインディング・ニモ」のドリー役)の司会で行われます。ABCが中継。当日が楽しみ。

【資料】第78回アカデミー賞候補はコチラ
【資料】第78回アカデミー賞結果はコチラ

Oscar79_1

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道草(ネタバレありません)#703

「インサイド・マン」INSIDE MAN

監督:スパイク・リー

随分とご無沙汰だった。彼の監督作品を最後に見たのは98年公開の「ラストゲーム」、やはりデンゼル・ワシントン主演。その前の「ゲット・オン・ザ・バス」も観たが、「マルコムX」を観てないせいか、小品を上手に作っている監督、というのが私の印象。それこそ肌の色こそ違え、同じNYで活動するウディ・アレンを想起させてしまう。本作は全米の批評家に絶賛されたので、手にとってみることにした。

ニューヨークの銀行で強盗人質事件発生、市警の交渉役と強盗団リーダーの心理戦を軸に事件の全貌を描く、のがあらすじ。銀行強盗モノといえば、「狼たちの午後」とか、最近では「オーシャンズ11」があったが、本作も面白く観ることができた。ただしオハナシの構造が果たして効果的だったかは疑問。脚本家のチャレンジに異議を唱えるというよりも、真実(強盗団の狙いなど)の出し方とそのタイミングについて違うやり方があったのではないか(例えば交渉役の1人称に徹底してここから真実が漏れてくるようにするとか、容疑者取調べのインサートはそのままにしておくとしても)。いろんな人物を通してネタがバレていくと、こういうハナシの場合、その信憑性を確定するのが難しくって、画面に集中できないと思うんだけど(ワタシだけ?)

スパイク・リーって、今回の成功で黒人ネタ以外でも優秀なことが証明されたのではと思う。先のアレンやアン・リー(イーストウッドも?)のように芸域を広げていって、これからも楽しませてくれることを期待します。

最後に、「わたしの貴重な時間を邪魔しなかった」たぶん皆さんの貴重な時間も邪魔しないだろう、をテーマにすると・・・

DVD鑑賞
☆☆☆――

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DEFENCE STANDS AS PATRIOTS AVOID CHARGERS

NFL PLAYOFFS

Charger's kicker Nate keading, his first field goal attempt this afternoon, kicked close wide with eight seconds left in the fourth quarter when New England Patriots earned the victory over San Diego Chargers in NFL Divisional Playoffs Sunday.

At Qualcomm Stadium, Chargers outnumbered Patriots in almost all stats including the defence made three interceptions from Patriots' quarterback Tom Brady and forced two fumbles. But Chargers offence, the best in the league, collected no point before New England's top-ranked defence in the league. To make matters worse for San Diego, thier three fumbles and penalties at the end zone helped the road team add points. QB Philip Rivers and RB LaDainian Tomlinson worked well for the home team. They can say only misfortune to me.

Although I do not understand whether Patriots are normal condition, I am glad to watch they meet Indianapolis Colts next round because I had not seen the matchup in playoffs last couple years. Brady versus Peyton Manning, Good defence versus Hyper offence, Pleasure does not run out.

match result:

NFL 06-07
AFC Divisional Playoffs (14 Jan)

New England 24-21 San Diego
(03-00)1Q FG K Gostkowski 50 yd
(03-07)2Q TD RB Tomlinson 2 yd run with e.p. made
(03-14)2Q TD RB Turner 6 yd run with e.p. made
(10-14)2Q TD WR Gaffney 6 yd catch with e.p. made
(13-14)3Q FG K Gostkowski 34 yd
(13-21)4Q TD RB Tomlinson 3 yd run with e.p. made
(21-21)4Q TD WR Caldwell 4 yd catch with 2-pt conv. made
(24-21)4Q FG K Gostkowski 31 yd
*Patriots meet Colts in Next Sunday's Championship

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LONG SHOT RALLY LEADS SAINTS PAST EAGLES

NFL PLAYOFFS

Fun to watch long-gaining plays by runnnigbacks, widerecievers and of course quarterbacks of both. Big plays were showed before New Orleans Saints beat Philadelphia Eagles in NFL Divisional Playoffs Saturday. Saints QB Drew Brees completed 20 of 32 attempts for 243 yards and RB Deuce McAllister rushed 143 yards including long-gain 28 yards with one touchdown for the home team. In a while QB Jeff Garcia made 15 of 30 att. for 240 yards and RB Brian Westbrook had 62 yards long in 116 yards total with two touchdowns for Eagles.

Finally after watching the game, I didn't know what was a decisive factor of the match. The reason was because almost all stats is approximately equal except the number of getting firstdowns and total yards. For Eagles, who stopped winning six staraight since Garcia start for injured Donovan McNabb, they cost high after the road team collected just three points by a field goal during the fourth quarter. At the last moment, Saints defence stood in the way before them to win the game.

In the same way as revival of hurricane Katrina, New Orleans, who ended the bottom of the NFC South table last season, is going to the supreme stage of the conference championship. The Coach of the Year, Sean Payton and Saints continue to challenge...

match result:

NFL 06-07
NFC Divisional Playoffs (13 Jan)

Philadelphia 24-27 New Orleans
(00-03)1Q FG K Carney 33 yd
(00-06)2Q FG K Carney 23 yd
(07-06)2Q TD WR Stallworth 75 yd catch with e.p. made
(07-13)2Q TD RB Bush 4 yd run with e.p. made
(14-13)2Q TD RB Westbrook 1 yd run with e.p. made
(21-13)3Q TD RB Westbrook 62 yd run with e.p. made
(21-20)3Q TD RB McAllister 5 yd run with e.p. made
(21-27)3Q TD RB McAllister 11 yd run with e.p. made
(24-27)4Q FG K Akers 24 yd
*Saints Advance to the Championships at Chicago on Next Sunday

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POG 06-07 part VIII

1回中山4日目黒竹賞

この週は愛馬2頭が出走、中でも未勝利を脱出したばかりのマイネルアワグラスが早くも格上初戦に臨みました。前回、次走に中山のダートはないのではと示唆しましたが、見事に予想が外れてしまいました(^^;前走の内容から低評価は覚悟していましたが、厩舎の意気込みに期待して発走を見守りました。スタート後やや立ち遅れるものの、向こう正面では中団の内につける展開。3角過ぎで仕掛けていく馬がいる中、まだ内でじっくり構えています。直線、前が開きゴーサイン。しかしガツンとくることがなく、徐々に脚を使いながらも前を捕らえきれずゴール。4着でした。

我がブライアンズタイム産駒に先着した3頭はすべてこのクラスの経験馬。そういう意味では未勝利明けの本馬としては健闘の部類に入ります。また3着馬を除けばポジション取りの巧拙で着順が決まった感もありますので、今回はジョッキーの好判断も忘れてはなりません。とりあえずはダートの1勝馬クラスでも伍していけることが分かりましたので、ホッとひと安心。この馬も今後楽しませてくれそうです。

ダートとなると春はイマイチ目標もなく、番組選びが難しそうですが、すでに関西圏の競馬も経験していますし、便利な帯同馬として使われることも。いろんな意味で成長していってほしいものです。

keiba@niftyのPOGに参加しています。

レース結果:

1月13日 中山D1800M(500万下)
1着、マコトスパルビエロ 1分56秒5 蛯名正義Jk
2着、アクセルホッパー +0.2
3着、トーセンアーチャー +0.4
4着、マイネルアワグラス +0.7 柴田善臣Jk

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道草の地図(50回記念)

道草の数も多くなってきました。日本語で書いていることだから、かなの数まで来た今回、区切りとして一覧ページを作ることにしました。

大きく日本映画、外国映画に分けて、そこから50音順に並べてあります。カッコの中は監督名と道草No.です。ご活用ください。

日本映画
<あ>
いつか読書する日(緒方明、#701)
運命じゃない人(内田けんじ、#612)
ALWAYS 三丁目の夕日(山崎貴、#629)
<か>
カーテンコール(佐々部清、#626)
空中庭園(豊田利晃、#625)
<さ>
下妻物語(中島哲也、Vo.7)
スゥイングガールズ(矢口史靖、Vol.8)
蝉しぐれ(黒土三男、#630)
<た>
誰も知らない(是枝裕和、#604)
父と暮らせば(黒木和雄、Vol.6)
血と骨(崔洋一、Vol.17)
チルソクの夏(佐々部清、Vol.12)
東京ゴッドファーザーズ(今敏、#608)
<な>
<は>
パッチギ!(井筒和幸、#603)
亡国のイージス(阪本順治、#607)
<ま>
メゾン・ド・ヒミコ(犬童一心、#619)
<や>
雪に願うこと(根岸吉太郎、#702)
<ら>
理由(大林宣彦、#621)
リンダ リンダ リンダ(山下敦弘、#617)
六月の勝利の歌を忘れない(岩井俊二、#618)
<わ>

外国映画
<あ>
アビエイター(マーティン・スコセッシ、Vol.14)
ある子供(ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ、#628)
アンソニーのハッピー・モーテル(ウェス・アンダーソン、#611)
インファナル・アフェアⅢ 終極無間(アンドリュー・ラウ、アラン・マック、Vol.9)
ウィスキー(フアン・パブロ・レベージャ、パブロ・ストール、#606)
海を飛ぶ夢(アレハンドロ・アメナーバル、#602)
エターナル・サンシャイン(ミシェル・ゴンドリー、#631)
オールド・ボーイ(パク・チャヌク、Vol.16)
鬼が来た!(チアン・ウェン、Vol.13)
オペラ座の怪人(ジョエル・シュマッカー、#610)
<か>
キル・ビル Vol.2(クエンティン・タランティーノ、Vol.2)
キング・コング(ピーター・ジャクソン、#620)
クラッシュ(ポール・ハギス、#624)
皇帝ペンギン(リュック・ジャケ、#609)
<さ>
サイドウェイ(アレクサンダー・ペイン、#601)
シンデレラマン(ロン・ハワード、#615)
スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐(ジョージ・ルーカス、#605)
<た>
大統領の理髪師(イム・チャンサン、#614)
父、帰る(アンドレイ・ズビャギンツェフ、Vol.1)
チャーリーとチョコレート工場(ティム・バートン、#613)
<な>
ネバーランド(マーク・フォースター、Vol.11)
<は>
バッドアス!(マリオ・ヴァン・ピープルズ、#623)
パリ・ルーヴル美術館の秘密(ニコラ・フィリベール、Vol.3)
ヒトラー ~最期の12日間~(オリヴァー・ヒルシュビーゲル、#616)
ブロークバック・マウンテン(アン・リー、#627)
<ま>
Mr.インクレディブル(ブラッド・バード、Vol.4)
ミリオンズ(ダニー・ボイル、#622)
ミリオンダラー・ベイビー(クリント・イーストウッド、Vol.15)
モーターサイクル・ダイアリーズ(ウォルター・サレス、Vol.5)
<や>
<ら>
Ray/レイ(テイラー・ハックフォード、Vol.10)
<わ>

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道草(ネタバレありません)#702

「雪に願うこと」

監督:根岸吉太郎

東京サクラグランプリ(東京国際映画祭2005)
日本映画ベストテン 第3位(キネ旬 2006年)

昨今アニマルセラピーという言葉が注目されるその前から、私のように競馬に端を発して馬の持つ力に魅せられ癒されている人は多いことと思う。別に病んでいるわけでもなく、人工的に創られたサラブレッドの語らずながらただ懸命に走る姿は、ディープインパクトだろうがハルウララだろうが胸を打つのだ。本作に登場する輓馬についても、競走馬という意味においてはまったく同じ。勝たなければ明日はない。そして輓馬を扱うばんえい競馬の未来も。馬と人間の話は枚挙に暇がないが、日常見つめている存在なので、どうしても見る目が辛くなってくる。東京国際映画祭でグランプリを取って以来、観たいなぁと思っていた作品にこんなに早く出会えたことに感謝。

十数年ぶりに故郷の兄の下に転がり込んできたワケありの弟。そこは北の大地の輓馬の厩舎だった。そこで兄弟愛が深まるとか、弟のロマンスとか、馬に癒される弟とか書きたいところだが、観終わってガッカリした。この弟が私にはまったく共感できないのである。弟の成長を見つめるのがこの話の根本だと思うのだが、弟本人がそれを認めないのを吐露している。物事のケジメをつけられない人間に付き合ってきた自分が馬鹿みたいに思えてきた。

馬のことは飽くまでサラリ、北の大地の雄大なカットもそれほどない。それだけに弟を取り巻く人達との人間模様が監督の描きたい方向性なのだなというのは感じられるのですが・・・完全に裏切られました。

最後に、「わたしの貴重な時間を邪魔しなかった」たぶん皆さんの貴重な時間も邪魔しないだろう、をテーマにすると・・・

DVD鑑賞
☆☆―――

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06キネマ旬報ベストテン発表さる

9日に発表されました。

<日本映画>
1、フラガール
2、ゆれる
3、雪に願うこと
4、紙屋悦子の青春
5、武士の一分
6、嫌われ松子の一生
7、博士の愛した数式
8、明日の記憶
9、かもめ食堂
10、カミュなんて知らない

<外国映画>
1、父親たちの星条旗
2、硫黄島からの手紙
3、グエムル―漢江の怪物―
4、ブロークバック・マウンテン
5、麦の穂をゆらす風
6、太陽
7、カポーティ
8、グッドナイト&グッドラック
8、クラッシュ
10、マッチポイント

この時点で鑑賞済みはオスカーを争った「ブロークバック・マウンテン」と「クラッシュ」のみ。
それにしても外国映画はイーストウッド作品の3連覇。調べてみると2年連続1位は戦後では今井正、イングマル・ベルイマン両監督が達成していて、中でも今井監督は4年で3度、1位に輝いています('56、'57、'59)。イーストウッドの快挙は喜ぶべきことというよりも(もちろん監督はじめ関係者による力量の証左なのですが)、なんだか気持ち悪さを感じる。選考委員の嗜好性の偏りが示唆されても仕方ないのではないか。
ちなみに今井監督の記録は選考委員の増員・入れ替えの中で行われたものですが、今回の大記録についても決算号を手に入れた際確認してみたいと思います。

ともかく年内に全作品鑑賞を目標に、例年同様がんばります。
2月に入って発売されるベストテン号で読者選出の10本を確認し、今年ビデオチェックする大半の作品が出揃うことになります。

あとはアカデミー賞のノミニー発表が待ち遠しい。

【資料】05キネマ旬報ベストテンはコチラ

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道草(ネタバレありません)#701

「いつか読書する日」

監督:緒方明

日本映画ベストテン 第3位(キネ旬 2005年)

この作品、なぜか近所のツタヤで見つからなかったので、久しぶりに新宿店へ。ここで見つからないものはほとんどないので、行ってみたら見事にあった。なんだか文学的な香りのするタイトルを手に取り、鑑賞開始。

青春時代に深い傷を残した中年男女の淡い思いを描く、のがあらすじ。走る!走る!読書する女=田中裕子が走ります。暗く見えがちな主人公に好感と小気味良さを感じさせてくれる。そう、観終わって思ったのは物事や人物の塗し方が上手いなあ、ということ。あとでオリジナル脚本と聞いて感嘆しました。ただ前にも書きましたが、ラブストーリーは個人的なものという思いがあるので、この終わらせ方は受け入れられなかった。ホンが素晴らしいだけに結末に違和感はないし、納得もするのですが。ラストの表情がポジティブなのかネガティブなのか、個人的にはハッキリさせてほしかった。

監督の前作も観てはいるんだけど、悪くない印象だけが残っていてあとはあまり覚えてません。やはりこういった書く場を持つということは大切なことだと思いました。ともあれ監督の次回作が楽しみ。

最後に、「わたしの貴重な時間を邪魔しなかった」たぶん皆さんの貴重な時間も邪魔しないだろう、をテーマにすると・・・

DVD鑑賞
☆☆☆――

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HERE IS WHY NFL IS THE KING OF SPORTS

NFL PLAYOFFS

Unbelievable! How crazy it is! NBC's announcer shouted it loudly when Quarterback and Holder Tony Romo fumbled in winnnig field goal situation. Dallas wasting valuable timeouts and grabbing two second remaining to turn around, Romo passed the Hail Merry for Dallas but was blocked out as Seattle Seahawks edged out Dallas Cowboys 21-20 home Qwest Field in NFC Wild Card Playoffs for NFL Super Bowl XLI Saturday. This maybe one of the most exciting and entertaining game ever in recent years.

The game began to roll over but gave you a feeling of strain peculiar to the playoffs when both defence teams struggled at end zone to force field goals. Meanwhile it was Cowboys, who entered it as a Wild Card, to get the momentum at first. Making couple of effective passes including 4th-down gamble, Romo passed to Patrick Crayton for 13 yards, Touchdown to end the half.

Into the 3rd quarter, Seahawks, who won NFC West title, fought back in rushing plays. Quaterback Matt Hasselbeck didn't work well so that Runningback Shaun Alexander marched to the red zone for Seattle including making 4th-down runs twice. Jerramy Stevens did the rest job to touchdown when the home team got back the momentum, I thought. Fun from this, however. Kick returner Miles Austin, rookie, and Dallas performed return touchdown for 93 yards to get back and back the momentum. Terrible! After Dallas extended the lead by kicker Martin Gramatica and Holder Romo's second fieldgoal this night, Seattle showed the rare play for me, maybe the first for the new century, SAFETY. This two points meant that the momentum went to Seahawks and the game would entertain me until one second to end. Amazing! Then in the series after the safety, Hasselbeck turned around the table by four plays to touchdown.

Next was Holder Romo's mistake at 1:19 to end. I thought it unusual but why Romo had to serve as a Quarterback and a Holder? Under the abnormal atomsphere at road, coach Bill Parcells may have needed some consideration to him, I don't know. Anyway coach Mike Holmgren and Seahawks advanced to NFC divisional playoffs for two straight Super Bowl appearence.

match result:

NFL 06-07
NFC Wild Card Playoffs (6 Jan)

Dallas 20-21 Seattle
(00-03)1Q FG K Brown 23 yd
(03-03)1Q FG K Gramatica 50 yd
(03-06)2Q FG K Brown 30 yd
(10-06)2Q TD WR Crayton 13 yd catch with e.p. made
(10-13)3Q TD TE Stevens 15 yd catch with e.p. made
(17-13)3Q TD WR Austin 93 yd kick return with e.p. made
(20-13)4Q FG K Gramatica 29 yd
(20-15)4Q SAFETY
(20-21)4Q TD TE Stevens 37 yd catch with 2 pt conv. failed
*Seattle Goes to Chicago on Next Sunday

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URAWA TELLS GUIDO A FAREWELL TO GIFT THE SEASON-DOUBLE

EMPEROR'S CUP

This was a part of football. Gamba Osaka outshot Urawa Red Diamonds to nearly dominate the field but Emperor's Cup went to Urawa again when Ryota Tsuzuki saved 20 shots and Yuichiro Nagai struck late-goal in Final of JFA Tenno-hai at National Stadium on New Year's Day. Reds had earned two straight victories in the tournament since the former club of Yokohama F Marinos, 1991-92, and had accomplished the double of J-league and Tenno-hai titles in season since Kashima Antlers 1997 as Urawa coach Guido Buchwalt were set to fly home with these three titles.

Gamba controlled the game, especially during the second half perfectly, when Akira Nishino's men made chances somewhere. The ball struck by Magno Alves de Araujo, Ryuji Bando, Yasuhito Endo and more, the former Gamba Tsuzuki denied all. In a while Urawa put on Nagai at the one-top position replacing Brazilian striker Washington(injury) but it didn't work well to allow the opponent lots of scoring chance. It was late that Buchwalt changed the formation to send Masayuki Okano for Shinji Ono to two-top position following Nagai but he was lucky before subsutitute Makoto Hasebe found Okano challenging the defence to connect Nagai's sliding the loose ball past the goalie. Very, very lucky for Reds.

Both teams will force to a change until next season opened. I expect the season that Champion is made to take a difficult situation and that Urawa struggles for the top of Asia.

match result:

86th JFA Tenno-hai
Final at National Stadium (1 Jan)

Urawa 1-0 Osaka
87' NAGAI

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12月観戦記

本年もどうぞよろしく。
ハイライトはフィギュア・スケート、テレビ朝日のシリーズカバーのおかげで晩秋の楽しみがまたひとつ増えました。特に女子のグランプリ・ファイナルは日本対世界の構図で大変興味深く観たのですが、軍配は韓国のキム・ヨナ選手へ。SP3位からの逆転勝利でした。次の五輪までライバル関係が続くであろう我らが浅田真央選手はジャンプ失敗が大きな敗因でしょうが、アウェイの勝利は一昨年のボンパール杯のみ、そのあたりも大きく影響したのでは。昨年のGPファイナルは東京で、クリスマスに行われた全日本選手権は超地元・愛知で優勝、来たる3月の世界選手権も東京で行われるだけに、大きく期待されるでしょう。がしかし長い目で見れば、敵地での勝利こそが日本男女フィギュア陣の黄金時代を伸ばす大きなポイントではないかと思います。そういう点では、2月にアメリカで行われる四大陸選手権の結果の方が意味があるかも知れません。
テレ朝の英断に期待します。

2(土)
ブラジル vs セルビアモンテネグロ(FIVB 男子 世界選手権SF)
G大阪@浦和(Jリーグ 第34節)
3(日)
阪神JF(JRA GⅠ)
4(月)
ブラジル vs ポーランド(FIVB 男子 世界選手権決勝)
6(水)
ダラス@ニュージャージー(NBA)
8(金)
ブレーメン@バルセロナ(UEFA CL)
10(日)
NHK杯(ISU ペアFP)
朝日杯FS(JRA GⅠ)
11(月)
香港ヴァーズ(海外競馬 GⅠ)☆
香港カップ(海外競馬 GⅠ)
デンバー@サンディエゴ(NFL week14)
14(木)
クラブ・アメリカ vs バルセロナ(FIFA CWC)
16(土)
グランプリ・ファイナル(ISU フィギュア男子SP)
グランプリ・ファイナル(ISU フィギュア女子SP)
17(日)
グランプリ・ファイナル(ISU フィギュア男子FP)
グランプリ・ファイナル(ISU フィギュア女子FP)
インテルナシオナル vs バルセロナ(FIFA CWC決勝)
20(水)
シンシナティ@インディアナポリス(NFL week15)
トロント@フェニックス(NBA)
23(祝)
浦和 vs 磐田(JFL 天皇杯準々決勝)
24(日)
有馬記念(JRA GⅠ)
25(月)
ニューイングランド@ジャクソンビル(NFL week16)
26(火)
フィラデルフィア@ダラス(NFL week16)

#日付は放送日
☆ネット配信映像(from JRA)
*ライブ観戦

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